変化点管理
変化点管理は、仕様について、顧客の要求変更があった都度、それに伴う設備等の変更事項を記載します。変更管理は「ロット管理表」に記載します |
■変化点管理について
変化点とは4つのMが変化する時点にことです
人(man)、機械(machine),材料(material),方法(method)が4つのMです。
例えばお客様からの製品仕様が変わるとすると、支給される材料が変わったり、機械の設定がかわったり、担当スタッフにかんする要求事項が変わったり、生産方法に変化が出ます。
■変化点管理が必要な訳
変化点が発生すると仕事のやり方が今までと異なります。しかし、人間は過去の経験や発想や行動様式で仕事をしたりするため、小さな変更を見落として、それが不適合品を作ってしまう原因になります。
■変化点で異常を発見した場合の措置
(1)作業者のすべきこと
- 機械を停止すること
- 上司に報告して、指示を待つ
- 「異常処理表書」を発行すること
(2)製品は流動禁止にすること
■変化点の見える化
作業の標準化を測り、作業メンバーで意識を共有するためには変化点の見える化が重要です。
当社では、以下の見える化を図っています。
変化点の項目 | 何を確認するか | 記録 |
材料ロットが変わった | ロット番号 | 作業管理表 |
作業者の交代 |
作業者の氏名 作業はじめの寸法チェック |
作業管理表,ロット管理表,品質チェックシート |
ドリルの刃交換した | 寸法,貫通具合 | 作業管理表 |
ドリルの刃折れした | 寸法,貫通具合 | ロット管理表 |